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2010.06.14 Monday

ルーシー・リー展

新国立美術館で開かれていた
ルーシー・リー展に会期終了間際にすべりこみ。

彼女の展示を見たのは4〜5年前に
ホテルニューオータニの美術館(だったかな)で
観ていらいでございます。

そんときも思ったのだけど、美術品としてではなく、
日常生活で使う器を、ガラスケースの中に入った状態で
観賞するのってどうよ?っていう違和感は少しある。

でもそんな違和感もあったけど、結論から言うと
じつに見応えのあった展示でした。






彼女の器の素晴らしさはほうぼうで
みなさんが語っているのでそのへんはオイラは割愛。
ちょっと他の側面から思ったことをここに留めていこうと思う。


まず今回は新国立美術館というハコで開催するということで、
点数の充実っぷりがすごかった。
回顧展的に、彼女のキャリアのスタートから、
晩年の作品までを網羅されている。

その作品を年代を追ってみていくのは、
彼女が進歩/進化していく過程を観ることであり、
それは技術的な側面だけでなく、
美しさといった観点でもそうだし、
さらには人間的にも深みを増していっているのが、
作品から伝わってくる。

前に進んでいく。
進化していける。
そういうポジティブな感じは見ること
それはただただ心地よい。

あと彼女の制作の現場にカメラが入った
貴重なドキュメンタリー映像があったんだけど、
オイラも含めて多くの人の足がそこで止まり、
じっくりと映像を目で追っていた。

ルーシー・リー
そもそも彼女って、名前がかわいいと思わないかい。
そこがまずズルい。
さらに映像で見る彼女は、これまた相当に
チャーミングで愛らしいおばあちゃんであった。
このかわいさの2乗といったらない。
どんな人も惹き付けられてしまうのではないだろうか。
その人柄と、凛とした作品群が、かけ算されて
ココロに入ってきたのでありました。

それから会場には月曜だったというのに、
びっくりするぐらい多くの人が来ていた。

それぞれの視点で彼女の作品を見て語っている。
展示されているのが美術品ではなく、
実際に生活で使われる器だから、
みなさんの会話に聞き耳立ててみると面白かった。

「こんな一輪挿し、贅沢だわよね」
「少し使いづらそう」
「吸い込まれそうなグリーンね」
「朝のコーヒー、これで飲みたいわ」
「どうやって作ってるのかしら」
「彼女のイエローの使い方ってすごい」
「バーニャカウダが合いそう」

などなどと(笑)
作品たちはガラスケースに入っていたものの
みなさん自分で手に取るようにして作品を眺め、
時に自分の生活のワンシーンに
彼女の作品を置いてみて、好き勝手あれこれ、
語っていたように思う。

これ、すなわちとってもよい展示だった
ということだと思う。

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